投資の勉強をしていると必ず出くわす”ダウ理論” 名前は覚えたけど理解してない私のためにシンプルにまとめてみた。
■ダウ理論
チャールズ・H・ダウ(Charles・H・ Dow)さん【職業:証券アナリスト】が生み出した相場の値動きを見る際の基本的な考え方。1880年代に考案されたこの考え方は現在でもテクニカル分析をする人に支持され続けている的を得たとても大事な考え方。
大きく分けて6つの基本理念を覚える!
①価格はすべて事象を織り込んでいる(The stock market Discounts all news)
②市場には3種類のトレンドがある(The markt is comprised of three trends)
③プライマリートレンドは3つの段階がある(Primary trends have three Phases)
④二つの市場平均を確認する(Indices must confirm each other)
⑤出来高でトレンドを確認する(Volume must confirm the trend)
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する(Trends persist until a clear reversal signal)
■詳細
①価格はすべて事象を織り込んでいる(The stock market Discounts all news)
市場価格は、買いたい人と売りたい人のバランスで決まるため、企業業績・経済状況・自然災害などのあらゆる情報が織り込まれたものが現在の株価である。
②市場には3種類のトレンドがある(The markt is comprised of three trends)
- Primary Trend(長期):1年から数年
- Secondary Trend(中期):3週間から3か月
- Minor Trend(短期):3週間未満
※よく耳にする上昇トレンド・下降トレンド・レンジは、トレンドの方向性(相場・価格)を示すもの。ここでダウさんが提唱しているのは、トレンドの時間軸の取り方。
【豆知識】※私の解釈上
Bull Market(強気市場):上昇トレンド
Bear Market(弱気市場):下降トレンド
③プライマリートレンドは3つの段階がある(Primary trends have three Phases)
■Bull Market(強気市場):上昇トレンド
- 第1段階 先行期 (Accumulation Phase):賢明な投資家が株価が安いときに仕込時期。価格の動きは緩やか。
- 第2段階 追随期 (Public Participation Phase):上昇している銘柄ということで次々と買いが入る時期。価格の動きは激しい。
- 第3段階 利食期 (Distribution Phase):ニュース等で取り上げられ一般投資家が参加し始める。また先行期で購入していた賢明な投資家が売却を始める時期。取引活動は多いが減少し始めている
④二つの市場平均を確認する(Indices must confirm each other)
一つの指標だけで判断せずに、複数の関連する指標が同じ方向性(シグナル)を示すことでトレンドの発生に確信がもてる。ダウさんは、工業株と鉄道株が両方の平均株価が同じ方向を示さなければ重要なサインではないと言っている。製品を製造する工業株が上がるとその製品を運ぶための鉄道株も上がるといった考えでどちらか一方だけが上昇トレンドの場合、ダマしの可能性があり100%のトレンド発生は確証できない。
⑤出来高でトレンドを確認する( Volume must confirm the trend)
出来高は補完的だがトレンド発生を確認するために重要な要素。プライマリートレンドの方向に沿って増加する。
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する(Trends persist until a clear reversal signal)
反転のシグナルが出されるまでトレンドはプライマリートレンドのほうに沿って動き続けるのでトレンドに乗った株はすぐに売却せずに反転のシグナルを確認してから売却をしようと解釈しました!ただ反転シグナルを見分けるのは難しい作業なので、支持線・抵抗線・移動平均線等テクニカルな手法を使って確認!
■まとめ
以上私が解釈したダウ理論の定義をシンプルにまとめてみました。
少し解釈違うとかあったら教えてください!